お子様のお口の機能を育てる
子供のうちから口腔機能を向上させる重要性
当院ではお子様のお口の機能を育てる事に力を入れております。
近年ではお子様の口腔機能の低下が増加しています。そのため、平成30年より検査項目12項目中の2項目以上に該当する場合は保険適用内の治療を行うことが出来るようになりました。(※15歳未満が対象)ご年配のオーラルフレイル(口腔機能の衰え)は以前から起こっていた事でしたが、近年は子供の口腔機能の発達不全が非常に増えており、15歳未満での歯科治療は非常に重要となります。
子供のうちから口腔機能を向上させることで全身の健康を支え、生涯自分の歯で過ごせるように早い段階でご相談にお越しください。
『口腔機能発達不全症』検査項目
☑歯の萌出に遅れがある
☑機能的因子による歯列・咬合の異常がある
☑咀嚼(そしゃく)に影響するう蝕(一般的には虫歯)がある
☑強く噛みしめられない
☑咀嚼時間が長すぎる、短すぎる
☑偏咀嚼がある
☑舌の突出(幼児嚥下の残存)がみられる(離乳完了後)
☑哺乳量・食べる量、回数が多すぎたり少なすぎたりムラがある等
☑構音に障害がある(音の置換、省略、歪み等がある)
☑口唇の閉鎖不全がある(安静時に口唇閉鎖を認めない)
☑口腔習慣がある
☑舌小帯に異常がある
上記より2項目以上が該当する場合は『口腔機能発達不全症』と診断されることになります。
【口腔機能発達不全症の原因とは?】
子供の口腔機能が正常に発達しない理由は明らかな原因の兆候が無いため、自覚が無い場合が多くそのまま成長してしまう傾向にあります。しかし、成人してから改善をしようとしても長年の習慣がしみ込んでおり治療自体困難となることが多いです。
お子様にこんな症状ありませんか?
下記のような症状がある場合は口腔機能発達不全症の場合があります。少しでも気になりましたらお気軽にご相談ください。診断した結果、何も異常が無い場合にもご来院して頂くことで今後気を付けなくてはならない事やメンテナンスについてお教えすることも可能ですので「こんな事で相談してもいいのかなあ」という場合にも気兼ねなくお問い合わせください。
☑ぽかんとお口をあけていることが多い
☑食べ物を口からぼろぼろとこぼしてしまう
☑食べ物を上手に飲み込むことが出来ない
☑食事をするのに異常に時間が掛かるまたは早すぎる
☑口で呼吸をしている
☑発音がおかしく話すことが聞き取りづらい
お子様のお口の成長について
子供のお口は歯と共にあごも成長していきます。
この時期に正しい生活リズムとかみ合わせをすることで全身の成長に大きくかかわってきます。
◎正しくものを噛めると運動能力が向上します
◎正しく噛めることであごも成長し綺麗な歯並びになります
◎乳歯がきれいに育つと永久歯も健康になります
◎歯並びが綺麗になることで正しい発音が出来るようになります
当院でのお子様の口腔機能向上への取り組み
当院ではお子様の口腔機能が正常に発達するように歯科医院としてあらゆる角度から治療、検査、予防に当たっております。習慣による症状があれば生活習慣の指導を行い、歯に関して問題があれば治療をし、歯並びや顎の発達に異常があれば矯正治療といった多角的な治療や処置を行うことで地域のかかりつけ医として日々治療に取り組んでおります。
また、当院の院長は神奈川県摂食嚥下指導歯科医ですので専門的に正しい指導を行うことが可能です。生涯を通じて健康な生活を送って頂けるように適切で丁寧な治療を心掛けておりますのでお気軽にご相談ください。