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子どもの顎が小さい

子どもの顎が小さいと
感じたらご相談ください

子どもの顎が小さいと感じたらご相談くださいお子さんの顎の小ささが気になる場合、早めのご相談が大切です。歯並びの乱れは、歯がきれいに並ぶためのスペースが不足していることが原因の一つに挙げられます。特に現代では、硬い食べ物を摂取する機会が少なくなっており、顎の成長が適切に促されにくくなっています。しかし、お子さんの顎はおおよそ15歳まで成長するため、この期間に適切な対応ができれば顎の成長を促すことができます。
顎の成長に関する問題は早期に対処することで歯並びが乱れることを未然に防げるためおすすめです。

上顎が小さい場合

上の顎が小さい場合、歯並びの乱れが起こりやすくなります。顎の成長が不十分なため、歯がきれいに並ぶためのスペースが不足し、出っ歯や乱ぐい歯、八重歯などの問題が生じやすくなります。特に上の顎の幅が小さい子どもが多いため、このような問題がより顕著に現れることがあります。早期に適切な処置を施すことで、歯並びの乱れを予防し、お子様の口腔の健康を守ることが重要です。

下顎が小さい場合

下の顎の骨が小さい場合、上の顎が前方へと突出する「上顎前突」という不正咬合が生じやすくなります。この状態は、下顎の成長が不足しているために起こります。日本人に比較的多い症状であり、早期に気付いた場合は、歯科医を受診して適切な処置を行うことが重要です。適切な治療を行うことで、将来の歯並びや咬み合わせの問題を予防し、口腔の健康を維持することができます。

顎の発達が遅くなる原因

顎の発達が遅くなる原因子どもの顎の発育が遅れる原因の一つは、食習慣です。柔らかい食べ物ばかりを摂取すると、顎の筋肉や骨の発達が十分に促されず、正常な成長が妨げられます。そのため、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。また、もう一つの原因としては遺伝が挙げられます。顎の形や大きさは遺伝によって決まることが多く、生後の習慣では改善しづらい場合もあります。しかし、適切な小児矯正を受けることで遺伝的な骨格異常も改善されることが期待できます。

子どもの小さい顎を
発達させる方法

よく噛んで食べる

子どもがよく噛んで食べる習慣を身につけるために、1口につき30回噛むように指導しましょう。ただし、厳しく注意しすぎると食事が辛く感じられるかもしれません。親が手本を示しながら楽しく取り組むと効果的です。続ければ、自然とよく噛む癖が身につきます。

歯ごたえのあるものを
食べる

歯ごたえのある食べ物を食べることも大切です。柔らかいものばかりでは顎の発達が促されません。野菜スティックやレンコンの煮物などの歯ごたえのある食品を取り入れましょう。また、食材を小さくカットしすぎると、噛むことが少なくなりがちです。適度な大きさで食卓に並べることも忘れないようにしてください。

食事時の姿勢に
気を付ける

食事時の姿勢には注意が必要です。最近では、多くの家庭で大人と同じ椅子を使って食事をする子どもが増えています。しかし、大人用の椅子では子供の足が地面に届かず、姿勢が悪くなる恐れがあります。子ども専用の椅子を使い、足をしっかりと地面につけるようにしましょう。これにより、正しい姿勢を保つことができます。

顎が小さくて歯並びが
乱れている場合の
予防・治療方法

顎の小ささを改善するための治療法はいくつかあります。これらの治療は4歳頃から開始できますが、それ以前にもご相談いただけます。

マウスピース式の「プレオルソ」

お子様に負担をかけない予防矯正なら「プレオルソ」プレオルソは、シリコン製のマウスピースです。柔らかい素材で作られているため、お子様の負担が少ないです。日中の1時間と就寝中に装着することで口周りの筋肉の発達と顎の成長を促進します。同時に、口呼吸や指しゃぶり、舌の癖の改善も目指します。

プレオルソ

急速拡大装置・拡大床

急速拡大装置・拡大床急速拡大装置や拡大床は、顎の骨や歯列を広げるために使用されます。急速拡大装置は固定式で顎の骨を広げ、拡大床は取り外し式で歯列を広げます。

ワイヤーブラケット矯正など

12歳以上になると、顎の成長が止まっていることがほとんどです。この段階で歯を動かすスペースがない場合は、抜歯の検討も必要です。矯正方法としては、ブラケットとワイヤーを使用して奥歯を後方に移動させたり、エナメル質を削ってスペースを作る方法があります。さらに、スペースが不足している場合には、小臼歯の抜歯が必要になる可能性がありますが、治療に同意いただいたうえで進めますので、まずはお気軽にご相談ください。