何でもなくごっくん嚥下ができる人には、何が問題なのかぴんと来ない問題だとは思いますが。
『嚥下異常』は実は頻繁に起こっています。
いわゆる『ごっくん飲み込みの標準形でない人』には何が起きるのでしょうか
1)歯列不正・・・・特に下顎前突・反対咬合・開咬・舌突
2)身体骨格の変型・・・・姿勢が悪く、側彎だったり
『嚥下異常』が起こる原因には、鼻の疾患が原因だったり、乳幼児の時期の腹筋背筋などの体幹筋肉の成長不足だったり、舌小帯の異常だったり。
そのために『舌』が低位舌になり、舌突となり口から舌が出ていたり、正常な飲み込み行動がとれなかったり。
ところが、飲み込み行為は口を閉じているために目視確認ができません。
できるだけ子どものうちに発見して、成長力を使いながら正常嚥下に誘導したいのですが・・・・・はっきり見えない。
すると、リハビリが徹底しずらいです。
リハビリには、当人を取り巻く家族全員で取り組むことが一番効果をあげますし、数年かかることもあります。
1年前にリハビリにはいったお子さんが、反対咬合が改善しました。
5歳になっても反対ならば矯正治療を開始しようかと思っておりましたが、4歳で明らかに改善しました。
ご家族の頑張る姿が垣間見えるひと時でした。
しかし、ごっくん嚥下はまだまだ低位舌状態です。
次のリハビリをスタートしました。
お母さんの真剣な姿に、私も気持ちが引き締まります。。。。。。。。3か月後にまた会いましょう。
中村歯科はジェネラリストです。
お子さまの発達から、訪問歯科診療まで、あなたの家庭歯科医なのです。
神奈川県嚥下指導歯科医です。