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2016.06.15

唾液検査

歯周病菌は一種類ではありません。。。。歯周病は複数の菌がかかわっている感染症です。

唾液検査で何菌がどのくらいいるのかがわかります。。。。。。けれど、検査代が高価なので、お勧めしたことがないのが現状です。

中村歯科クリニックが常時できる唾液検査は、唾液緩衝能力をはかるものですから、虫歯になりやすいかどうかがわかる(3000円)のです。別ウインドウで開きます。
お口の中に雑菌が多いのか少ないのかもわかります。
少ないなら、あなたの歯磨きは上手にできている証拠です。
多いなら、改善の余地があります。
それを指標に支援の方向を決めていくのです。

でも、歯周病の重症なかたにはお勧めしたいのは。。。高いほうの唾液検査(2万円弱)で、何菌が居るかわかる検査。

希望して頂けばできますよ。。。。自分のお口の中の菌の種類を自覚できる検査。。。。誰でも菌は持っています。

現状は、菌を確定していないけど、症状があるからきっと歯周病菌が居るのだろうと思って治療にはいります。
これが歯医者の辛いところです。
何が原因菌なのかを調べてから、原因菌に効く薬を使えたらもっと切れ味シャープな治療ができそうなのに、そうはいかない。

通方の通りに
1)歯ブラシの仕方を指導して
2)歯石を取って
3)磨く邪魔をしている壊れかけた歯を治し、咬めるようにする。
4)そして、定期点検に入る
殆どの方は、これで健康を保てます。

まだまだ皆さん
『歯周病は皆がかかってる病気だし、歯を磨いて、時々歯医者で洗ってもらってるから自分も時々クリーニングしてもらいながら自分でも磨いてるから、ほぼ、皆と同じようなもんだし、問題ない。』。。。。。って、思っていますね。

重症の歯周病の場合は、何かが違うのです。。。。。

どうして体内のいたるところに歯周病菌が発見されるかというと、歯周ポケットから組織を破壊して血流に流れ込むのです。
空気が嫌いなバイキン(通性嫌気性菌)が持っている毒素は、骨も溶かすきっかけを作っています。
免疫系にも働きかけて炎症を起こさせます。

だから、歯と歯の間や歯周ポケットを洗うことはとても大切なのです。
でも、歯肉が下がってしまう程ポケットをえぐるような洗い方をすると、知覚過敏や大人虫歯が発生してしまい歯を失うことにつながります。

歯を失うことなく、口腔内感染症を防ぐために、かかりつけ機能を強化して患者さんのさまざまな状況に対処することが求められました。
データにもとずいた除菌ができても良いかな・・・・とも思います。。。。。検査代が高いけど。。。。。

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