一度目の開業からはもう28年たちました。
現在の診療所は22年目ですが。
振り返ると、
入れ歯や、長いブリッジを使って歯を治した場合は、
やはり自費治療は長く快適に歯が保てています。。。。。途中の修理が入っても1本歯が割れてしまった程度で15年以上使えます。
修理も可能で、作ったテクニシャンも大切に喜んで修理をしてくれます。
丹精込めて作った入れ歯は自分の作品ですから、18年たって修理に出したときは里帰りした子どものように『入れ歯』を愛おしんでおりました。
すすけたように黒ずんでいた入れ歯は、新品のようにピカピカになって戻ってきました。
22年を振り返り、保険の治療での入れ歯ではこのようなことはありません。
費用が違いますから、仕方ないのでしょうが。。。。。
その18年の間に失った歯は1本も無くて、揺らぐことも無くて、虫歯も進んでないのです。。。。
その治療に出会うまでの30年間の間に16本の歯を失ったけれど、そこからの18年は失うことは無かったのです。
更に、それから2年たっても変わりません。。。かれこれ20年。。。。
先日2年ぶりに顔を見せてくれた患者さんも、入れ歯の歯が欠けたので修理に来ましたが、1年かけて矯正してから作った入れ歯は、アタッチメントがしっかりと揺らぐことも無く、誰にも上下ともに入れ歯だとは分からないでしょう。
2年ぶりではありますが、普段の手入れを言われたとおりにきちんとされていたので、虫歯も無く、あんなに悩んだ歯周病も再発していません。
この価値をどう伝えたら良いのでしょうか。。。。。
今、若くして入れ歯を作り始めている女性に、この価値をどう伝えたら良いのでしょうか。
まだ20代前半で、これからの長い人生に、歯科医はどう寄り添えばいいのでしょうか。。。。。。
今残っている数本をできるだけ長く残してあげたい。。。。。。悩んでます。。。。