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2017.03.02

喰いしばりが強いと何故こまる

力を出すとき、自然と喰いしばります。

『力を出さなきゃいけない仕事』をしている人

『スポーツのお仕事』をしている人

この仕事を得意にされている人に共通している『顔』・・・というか骨格があります。

ザックリいうと『顎のガッチリした顔立ち』

力をギューっと出すことができちゃう骨格なのです。

では、喰いしばりが強いと何が困るか

歯がすり減ります。

歯周病が重症化します。

歯が割れます。

顎関節症になります。

その結果、歯が抜けます。

すると入れ歯になりますが、それでもかみしめていると顎の骨が減ります。

すると、入れ歯が安定しなくなります。

インプラントも壊れます。

顎の骨が減っているのでインプラントもできなくなります。

すると、人生のQOLが下がります。。。。。食べることが楽しめなくなります。

骨格がガッチリとして、力強くかみしめられるあなた。。。。。。マウスピースを使って歯を守りましょう。

最近、このタイプの患者さんに多くお会いします。

治療法の選択肢の中に、自分の力で骨にめり込んでしまった奥歯の高さを高くすると言う選択肢があるのですが、お勧めしても9割の方が断られます。

マウスピースでさえ6割の方が断られます。

『かかりつけ歯科医』としては、今後の治療が険しい道のりになることに、絶望する瞬間であります。

そのゴツゴツとして盛り上がってくる口の中の骨の高まりは、皆さんが思っているよりやっかいな物であることをご理解いただけなくて思い悩む日々です。

自分の歯を咬み割ってしまって抜いた後に、入れた入れ歯もかみ砕いてしまう患者さんの笑顔に、悩みが深まります。。。。。。

そのどんどん壊していく筋肉の暴走を止める決断はできないのでしょうか。。。。。。治療させてほしい。。。止めたいのに。。

最近毎日のようにやって来る『破折歯』

患者さんは、他の歯医者から転医してこられますが、詳しく説明しても、『わかりました』と言いながら、治療は拒否します。

おそらく前医でも割れていることを診断されているのでしょう。。。何をしたらいいのかはもう知っているのです。

。。。『破折歯』は分かっていても治療を拒否されて、治療できない難問です。

奥の歯が砕ける前に、マウスピースを使いましょう。

歯を守り、顎関節を守り、貴方の生活を守る。。。薄くて透明な助っ人がマウスピースです。。。。。

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