先日来院された92歳の方は、とってもお元気。
でも、『口が臭う』とご家族に指摘されてしまったので、悲しそうでした。
虫歯を処置して、グラグラの歯も処置をして、入れ歯を消毒して、口の中をクリーニングして、スッキリ。
あんまりスッキリと悩みが解決されたので、
「どうしたの?何したの?グラグラしていた歯も無くて入れ歯もピッタリだ。抜いたの?」
「いえいえ、勝手に抜いたりしませんよ。口臭も無くなりましたか?」
「あーそれは自分じゃ分からないんだよ」
そう言って笑って帰って行きました。。。。。。。。。。。
『口臭』が人との関係を遠ざけてしまったら、とっても悲しいですよね。
定期的に通っていただけると幸いです。。。。。。。。。。。。。。
今回は歯を抜いていないのです。
入れ歯の中に隠しこんで入れ歯に揺らされないようにしています。。。これで痛くなく、入れ歯もがたつかなくなりました。
説明して了解のもとに治療に着手しております。
しかし現実には、治療前にご理解いただいたイメージと、治療後の形が違っていたりします。
高齢者の治療ではイメージの違いがトラブルのもとになります。。。。。。
正確な意味では治すことはできないのです。
補修です。。。。補い修める範囲にとどまります。
数か月たってから、苦情を頂くことがあります。。。。。
歯は一か月でも抜けてしまうこともあります。
『高齢者歯科』という分野は、一般治療とはまた少し違いがあります。
説明なしに治療することはほとんどありません。。。。例外は幼児の治療の時、怖がらせない為にです。
幼児の治療のときは、本人には詳しく説明しない時があります。しかし、保護者には説明いたします。。。。。。