歯が痛い
上の奥歯が痛い
でも、虫歯じゃない
そんな時、痛みが強い時間帯が大切なキーワードになります。
あまりに痛くてイライラしてやってくる患者さんは、
『朝の方が痛いですか?午後の方が痛いですか?』と聞くと、イラっとして一触即発のご様子の時があります。。。。。
『虫歯が無くても歯が痛い』にはそれなりの訳があります。
朝痛い人は、歯ぎしりのし過ぎの事が考えられるし。
午後痛い人は上顎洞炎が疑われるからです。
ぴょんぴょん飛んでもらったり、下を向いてもらって痛いのも同じ。
ぴょんぴょん飛んでみて!・・・・とか
チョット下向いて物を拾うしぐさをしてみてください・・・・なんて、歯医者でやるなんて想像できないかも。。。
でも、本当にある話です。
これに咬むと痛いが加わると、どの辺が痛いかによって筋肉痛なのか関節痛なのかリンパなのかの判別が入ってきます。
何もしなくても痛いとなると、また話が違ってきます。。。。神経痛かも。
勿論、原因によって治療法は全く違ってきます。
歯医者が診てるのは、歯の穴と歯周病だけじゃないんです。
先日の上顎洞炎は歯医者だと薬が3日分しか出せないので、耳鼻科を訪ねてもらい2週間分の薬が出せる副鼻腔炎の治療に変えてもらうように患者さんにお話ししたのですが。
耳鼻科の言う副鼻腔炎ではないから耳鼻科では、薬が出してもらえませんでした。
副鼻腔炎はレントゲンで副鼻腔内の膿がたまっているかどうかを判断基準にしますが。
上顎洞炎と言っている歯科では、副鼻腔の炎症による圧力の高まりで歯の根尖部が圧迫されて歯が痛くてたまらない事も治療の必要な範囲になります。
困るのは、3日しか薬が出せない決まりだということです。
3日じゃ治らないので、3日ごとに通っては薬をもらうということになります。
忙しい現代日本人だと、結構3日ごとに薬をとりに来るのは大変で、気の毒でした。
痛みが引くまで4~5日かかり、それからも3日くらいは服薬しておかないと再発します。
今回は9日間かかりましたが、すっきり治りました。。。。。。上顎洞炎の原因は風邪の後遺症が多いです。
2~3週間前に風邪ひきませんでしたか?・・・・って言うのも大切なキーワードです。
もう一つ診断の難しい痛みがあります『三叉神経痛』これも虫歯じゃないのに痛いのです。