昔の60歳と、現代の60歳の見た目も活動量も飛躍的に若いと思いませんか?
55歳定年時代があったのに、65歳定年になったのも何となく納得がいってしまうのです。
しかし、残念なことに『歯』は老化しています。
今日は『お口』ではなくて、『歯』の加齢の話です。
歯の中には細胞が生きています。
毎日のこすられたり、叩かれたりする刺激に対して、歯を厚くするという方法で対応しています。
歯を使って食べてるのですから、(´~`)モグモグする度に歯はたたき合いこすりあいます。
すると固くなっていくのですが、硬くなることで脆くなります。
すなわち、割れやすくなるのです。
加齢とともに縦に筋が入って茶色見を帯びて来ます。
体は若く、筋肉は衰えないように鍛えることができるのに、歯は固くなるがゆえに、脆くなります。
『神経を抜いた歯』とは、中の細胞を除去してしまったので固くなっては行きませんが、細胞が居ない事と自分の歯が虫歯で小さくなっていることで脆くなります。
『歯』は筋肉が細ってない60代にはすでに十分に固くなって、筋肉の叩く力こする力に耐えかねて折れます。
体のしなやかさを失うこと。。。。加齢に伴い、歯はしなやかさを失い、強い力をかけられると破断してしまいます。
『折れた歯』を長年連れ添ったよしみで、皆さん『抜かないで欲しい』とおっしゃいます。
心情はお察しいたしますが、抜いて入れ歯かインプラントに変えることを提案しております。
歯は骨から外界(口の中)に飛び出す形で生えています。
折れたときには、そのヒビ線に沿って骨の中に直接に『口腔内細菌』が入り込みます。
大量の歯周病菌や虫歯菌などが血流に乗って体の隅々に流れて行きます。
血管を傷つけることになるのです。
強く『抜歯』をお勧めすると、来院されなくなりますが。。。。。。どうか1本の歯よりも命を守る選択をしていただきたい。
そう、切に願うのです。。。。。。。。