顎関節が痛くておおきく口が開けられない方が来院いたしました。
普通は、マウスピースを使って治療します。
その方は、普通じゃないみたいでした。。。。他の歯医者さんですでにマウスピース治療は試したとのこと
なのに、治ってない。。。。それどころか、『マウスピースを入れたら悪くなった』と言うのです。
マウスピースと言っても、種類があるので、合わなかったマウスピースを見せてもらいました。
調整の跡がありました。
これを見せて頂くと、とても助かります。
同じ失敗を繰り返さなくて済みます。
この方法は合わないのですね。。。では、次の方法を試しましょう。
プレートを用意していたのですが、プレート治療の前にやらなきゃならないことが見えてきました。
せっせとその場で用具を手作りして。。。
『はい3分咬んでみて!』・・・3分待つ。。。「口を開けるのは痛くなくなったけど閉めるときに痛い」
『なるほど、あと3分咬んでみて』・・・更に3分待つ。。。「あっ!痛くない」
『えーと。。。こうなってるから、こうやって、そうなるとそうしたら、こうならなくなるので痛くないんです』
身振り手振りで説明して、「え~~わかりやす~~い」。。。と納得していただいて、用具をお持ち帰り。
1日3回6分のリハビリから開始しました。
マウスピース治療は、このリハビリが済んでからになります。
最終的には、咬みあわせ治療が必要になるかもしれません。。。。。咬みあわせる歯の向き角度にどこか不具合が出てるのかもしれないのです。。。。。
丁寧に。。。
詳細に。。。
段階を踏んで。。。
顎関節治療は繊細に。。。。
歯ぎしり用のマウスピースと、顎関節症のマウスピースとは、かなり違います。