いろんなことが人生には起きて、入れ歯を入れてる暇もないほどの忙しい時もありますね。
その方は、20年位前に精密入れ歯をお作りいたしました。
毎日忙しい中で、奥歯が無くなりどうしても入れ歯が必要になりました。
仕事柄も考えて、入れ歯とは分からない精密入れ歯(アタッチメント義歯)を作りました。
超多忙な時期に入れ歯を入れる事も忘れ3年くらい放置していましたが、精密入れ歯は少しの調整でぴたりと戻ります。
それから数年後、再び超多忙になり、入れ歯を忘れる日々を送りましたが、2年放置したのに、少しの調整でぴたりと戻りました。
この入れ歯は『不死鳥のような入れ歯だわ』ということになり、
2度忘れられても患者さんの人生に寄り添い続ける入れ歯がとても健気で愛おしかったです。
100万円かけても惜しくないと言われる入れ歯がここにあります。