歯周病が悪化すると、歯が揺れて変な方向にとびでてきます。
飛び出してきた歯が他の歯に当たるので痛い。
でも、グラグラでも他の歯に当たらなければ痛くないことが多いのです。
歯周病と脳梗塞や心筋梗塞は関係があることが分かっています。
歯周病菌が血管内に入りこみ、血管に炎症を起こさせ炎症を起こした血管の一部が血流に乗って細くなった部分にひかっかり詰まります。
歯周病も腫れたり当たったりしなければ痛くないし。
血管が炎症を起こしても痛みは感じません。
痛みとは体が発する危険信号です。
歯周病は危険なのに、痛みの信号を出しません。
痛くなった頃には、抜かなければならないことが多いのですが、それまでに歯周病菌は血管を攻撃し続けます。
歯周病は痛くない。。。。のに。
『歯医者は痛くなったら行くところ』と思ってたら困ったことになりかねません。
それともう一つは、定期的に通って歯周病管理していたから元気で居た人が。元気だから歯医者はそんなに一生懸命通わなくても良いと過信してしまう事。
『別に、歯医者に行ったってチョット歯の周りを洗うだけじゃん』位に思って止めてしまう人はやはり多いです。
もしも貴方が歯周ポケットが健康状態判定で、レントゲン検査で骨破壊造像が無くて、口腔ケアが上手ならば。
来院サイクルを伸ばしていきます。
口腔ケアが上手でなかったら、1カ月毎に来院いただき上手になる手立てを考えます。
歯周病は静かに進行するので、そうして、脳梗塞や心筋梗塞にならないように、見張っているのです。
脳梗塞や心筋梗塞になってからを考える前に、元気に居られるために通うところが『歯医者』なのです。