親知らずはもしかしたら役に立つかもしれないので、必ずしも抜くとは限らないと書きました。
以前、抜いたほうが良いケースで。
レントゲンでこれは何時か感染して腫れあがって困るかもしれないと判断。
『今急いで抜かなくても良いが、時間を作って対処したほうが良いと思う』と、口腔外科に紹介した患者さんが、今年とうとうその困った状況に陥りました。
突然腫れあがり、翌朝には蜂窩織炎を起こし、入院。
とにかく、炎症をひかせないと何ともならない。
仕事が忙しい患者さんに突然襲い掛かる疾病。。。。。。どんなにか困っているだろうと想像します。
抜かなくちゃならない場合もレントゲンで予想が付きます。。。。そんな時は、やっぱり準備して時間を作って抜いていただきたい。
他に代理してくれる人の居ない重要な仕事を持っているあなたは、難しい親知らずを持ってしまったならば、『戦略的抜歯作戦』を組んで立ち向かっていただきたい。
これが、震災のさなかだったり、他の病気との併発で体力が無かったりすると、敗血症で命を失いかねないのです。