歯は汚れます。。。。。。磨いてあげないといけません。
しかし、歯肉は粘膜なので歯ブラシで磨いてはいけません。。。。。汚れないから、磨かないで良いと考えてください。
粘膜なので、歯ブラシを当てると傷がつきます。
口内炎のきっかけにもなりますし、粘膜の病気になります。
歯肉を磨く人が多くて困ります。
歯肉退縮と言って、歯の根っこが出てきてしまい、長い歯になり根元がえぐれてきます。
知覚過敏にもなります。
歯肉を磨かないようになると歯肉は元気になります。
歯を磨くのであって、歯肉は磨いてはいけません。
極細毛先の歯ブラシで歯肉ポケットを磨くTV-CMの影響か、はたまた誰かにもらったアドバイスなのか。
『歯肉は磨いてはいけない』と伝えると、反発されます。
素直に患者さんの胸に落ちる事が有りません。
歯肉ポケットの中は音波で洗うのです。
ポケットの中に歯ブラシを突っ込んだら、歯肉ポケットの中の繊維を切り裂き深くなかったポケットを深くします。
作ったポケットを0.5mm位にしようとして、体は歯肉を退縮させていきます。
しかし、体が0.5mmにしたころには、また歯ブラシで切り裂いて1.0mmにします。
すると体はまた0.5mmnにしようとして退縮します。。。。。結果、歯の根っこが出てピリピリ痛い冷たいものがしみるようになります。
本来歯肉に覆われて守られているはずの根っこのセメント質なるものがむしりとられて、根っこがえぐられていきます。
大人虫歯の出来上がりです。
歯肉は磨かないけど、歯は磨く。。。。極細歯ブラシではなくてフラットカットの歯ブラシで。。。。
歯肉退縮をおこして、長くなってしまった歯でもポケットが2mmならば健康だと考えたのは、少し前の事。
今、中村歯科が目指しているのは、歯肉退縮を起こさずにポケット再付着させていくことなのです。
ネットにある最新治療と書かれた治療が、今も最新ではない事が多いのです。
3MIX法もドックベストセメントももう新しくはないのです。。。。MTAセメントが使われるようになってからは。
今は、MTAセメントを丁寧に使う。。。。が先端です。。。2019年では。
そして、歯肉は磨かない。。。。歯は磨く。。。フラット歯ブラシで。。。。極細歯ブラシではなく。
歯間ブラシとフロスを使う。。。。
これは、意識改革なのかもしれませんね。。。。歯周ポケットの中に細い歯ブラシの毛を突っ込んで洗うなんて乱暴なことはしちゃいけない。
歯肉ポケットをめくることもしない。
それでも電動歯ブラシはポケット内を音波振動で洗ってくれます。
歯を大切にするなら、歯肉を磨かない。極細歯ブラシをポケットに突っ込まない
『歯周ポケットに極細歯ブラシ突っ込むなんて古い古い。口元ふけるよ』って、つぶやいて欲しい。。。今日この頃2019年令和元年