治療できる範囲には限界はあります。抜いたほうが良い時もあります。
それはどんな時かというと、歯が割れているとき。
割れているときも含めて、骨の中への感染が大きくて感染層を取り除くことが困難な時。
歯は体の外側に飛び出しているのに、骨に直接ささっている器官なのです。。。。。実は特殊な発生をしているのです。
骨の中に、歯周病菌が入ると歯周病菌は酸素を嫌う嫌気性菌なので、難なく体中に血管やリンパ液の流れに乗って運ばれて行き、たどり着いた場所に炎症を起こさせます。
それが心臓であったり、脳内であったり、各種臓器であったりします。
骨の中の感染層を取り除くために、一緒に歯も取り除くと言う選択。
それでもどうしても抜きたくない場合。
心筋梗塞
脳梗塞
認知症
動脈硬化症
免疫不全症
膠原病
悪性新生物
等を覚悟して体調不良に気を付けておいてください。。。。。。相当リスキーだってことです。
ですから、
歯が割れているとき
虫歯が大きくて骨の中に感染が広がっているとき
親知らずや曲がって生えている歯等が原因で骨の中に炎症が起きてしまうとき
歯周病が重症であるとき
そんな時には歯医者は抜歯を勧めます。。。。。。貴方を病気のリスクから守りたいからです。