虫歯を治した。。。。空いた穴を埋めてもらった時。歯の中の神経細胞はそのまま保存されている場合。
歯は、2重構造になっており、その真ん中に神経と血管が入ってる空間があるのです。神経は脳まで電線のようにつながっています。
虫歯で穴が開いてる場合とは、この2重構造の外側エナメル質に穴が開く初期虫歯と、中側の象牙質まで穴が開いた虫歯に分かれます。(神経の空間まで穴が貫通したら激痛の歯髄炎になります…痛いよ)
大抵の虫歯は象牙質まで穴が開いた段階で発見されますね。酸で溶けてしまった象牙質の量が大きくても神経に貫通していなければ神経を除去しません。神経までの象牙質壁が薄い状態でもセラミックや金属やプラスチックで穴を塞ぎます。
この治療をした場合、神経細胞は過敏になります。頭抱えて奥の方に逃げ隠れしてる小人さんのイメージですね。治療が終わって1か月位刺激しないでそーっとしておくとこの小人さんが安心してのびのびします。これでやっと歯髄神経の日常が戻るのです。
治療が終わったその日に治療は完結してないのですね。歯の細胞から言わせてもらえば、治療中は避難所に行ってます。穴がふさがってから1か月後にホッとしてお家に帰ります。定位置に配置されて平和が訪れるのです。
だから、皆さんが治療が終わったと思っても、1週間は熱いもの噛んだら痛いし、冷たい物噛んだら飛び上がります。1週間過ぎてやっと熱いものが噛めて冷たい物はさらに1か月は痛いのです。。。。。それが普通です。温度の差が凶器になるのであって、37度位の人肌の食べ物は安心して召し上がってください。