お口から前歯が飛び出して来てお口が閉じなくなったお子様のその後3か月目。すっかり姿勢は整い、まっすぐな背骨を獲得した様子で、お口はとても良い向き、正面を向いてきました。
この度、お父様お母様に励まされながら、上唇小帯の切断伸展の外科手術も無事終了いたしました。
傷の治りを待って、一か月後から矯正治療を開始いたします。
このお子様は、熱心なご両親に見守られ、子ども専門歯科で見逃され、矯正治療専門医に門前払いをされても。『歯育』というワードを頼りに検索から当院にたどり着き、当院の方針を理解し、椅子の購入や生活様式の改善にも真摯に向き合っていただき、家族一丸となって取り組んでくださったことにより、ほぼ一直線に改善を見ております。
まだまだご両親には不安な日々だと思いますが、中村にはゴールが見えています。ぽかん口になってしまった『原因』は二つとも改善が終わりましたので、あとは成長を利用して歯並び矯正をするだけです。
すべての症例がこのようにうまくいくわけではありません。
特に姿勢改善に取り組んでいただくことができず、ご両親が『自分は姿勢改善のプロ職であるから余計な指示をするな』と拒絶されたお子様の事例。
1年間5万円矯正コースでは完全に良好な結果を出せないと説明しても『とにかくやってみてくれ、無理なら考えるから』と譲らず、こちらの意見はすべて拒否。スタートしてみたところやはり良くない兆候がすぐさま出たので中断することになりました。
頚椎と顎の角度の改善から始めないとぽかん口と歯並びは整いません。信じて実行できることがキーポイントになります。。。。。そして、後回しにしない事です。
中村は理学療法士や柔道整復師などの資格はありません。セラピストの専門書などで歯科や子どもの成長に関係する部分を中心に学びを続けながら指導しております。ご希望があれば理学療法士さんが保険外で指導している専門の施術所も紹介しております。困りごとはご相談ください。プロにつながっております。