5歳で乳歯の前歯が2本口から飛び出している女の子の治療1か月。お口の中に納まってきました。
1か月目の治療メニューは、体幹の筋トレと口輪筋の筋トレと、椅子を使った姿勢改善で、主に筋トレです。
歯医者で筋トレ指導は自費ですが、新たな治療方法としてとても効果があります。保険の治療のルールブックにはありません。
首周りの筋肉を触診し、舌を診て、姿勢を診て全身の筋肉のバランスを考えます。大人の顎関節症の時も筋肉触診の上でバランスをとります。不審な目で見る患者さんもおられますが。歯医者で筋肉のバランスを診るのはおそらく先端技術の一つ。口の機能のベースは『頚椎』と『顎の骨の位置関係』とそれを動かす口腔周囲筋と開口筋と閉口筋と嚥下筋の動きの良さがあってこそ。お口の機能は発達もするし、健全に保たれます。
お子様の一生に係わる根幹となる治療です。これからその大切さに世の中が気付くだろう体の科学に基づく治療メニューの先取りとなります。
この患者さんは、子ども専門歯医者に通っていましたが見逃され、矯正専門医を訪ねましたが診てもらえず、体操教室でも問題視されておらず、どこで治療できるのか検索して当院の『歯育』を頼って遠方から訪ねてきた方です。