白板症の一例ですが、口の中を整えていっても治らない患者さんが居りました。全身性の病気が原因かと思われたので、食事記録を取っていただきました。すると、糖尿病なのに糖質が多くタンパク質も脂質も少ないし、カロリーも低カロリーの食事内容でした。糖尿病と診断されたことが怖くて、内科で８０％カカオチョコレートを食事前に食べると良いと指導され、3度の食事前に必ずチョコレートを食べ、朝はチョコとお茶、昼は忙しいのでチョコと甘いパンと野菜ジュース、夕食は野菜スープと白米という食事内容でした。これはマズイです。細胞の生まれ変わりに必要な栄養が食べてもらえてない。。。。。だから、体が正常な細胞を作れないんだ。だから白板症なんだ。これを続ければ癌化する。先月内科で膠原病の数値も上がってきたので検査しましょうと言われたそうです。原因は分かりました。栄養失調で正常細胞が作れないので粘膜が異常化してるだけ、さらに膠原病になりかけている。

内科での糖尿病患者への雑な食事指導による栄養失調です。

中村歯科での食事指導が始まりました。タンパク質を3回に分けて1日必要量の６０～８０gを食べます。時間の無い昼ご飯は野菜ジュースをやめてプロテインドリンクとパンは完全栄養パンとスティック鳥ハムにしていただきました。卵も朝か夜に食べていただきます。お肉も魚もキノコや野菜も夜に食べていただきました。低糖質の食事メニューの本を買っていただいてお好きなメニューを作って食べていただきました。そして2週間経ち、ほぼ白板は消えました。皮膚粘膜細胞は28日快復にかかるのでまだ表層が出来上がっておりませんが、もう2週間後には表皮も出来上がってくると思われます。

そして、患者さん本人の感想をいただきました。

こんなに沢山食べて良いのですね。血糖値も安定しました。体重も安定しました。それで、とっても幸せなんです。何だか幸せなんです。どんどん何かやりたくなってやる気が出て幸せなんです。糖尿病の友達がいるのですが、栄養指導を内科でしてもらってるらしいのですが、全然甘いんですよ、そんなんじゃだめだと思うんです。こんなに良くして頂いて本当に楽しいです。どんどん歩くのが楽しいです。

良かったです。。。。私たちもうれしい瞬間です。だって、癌を防げたと思うんです。。。。患者さんの役に立てたと思うんです。

ダイエット指導（栄養指導）やってます。楽しいですよ。『いっぱい食べて元気になろう。』