働きながら二人の子どもをワンオペ育児してきた中村は、先日SNSで目にしたアメリカの出産事情に呆然と致しました。アメリカでは病院で出産したその瞬間におむつを替えたり沐浴したりベビーのお世話をするのはパパです。ママは産んだばかりで立ち上がることはなかなかに困難。おっぱいを上げる事に専念し、翌日退院するものの家にママとベビーを連れて帰るのも、そこから始まるオムツ交換と寝かせつけもパパの出番。ママが順調に回復しても家事をできるようになるには2週間くらいかかると思われ、食事の買い出しと用意等パパは大活躍。。。。。。。らしく。私が味わった日本の育児は、パパは全く関せずで何も変わらなかったし、手を出そうとも思わないし、婚家の家族もパパはやらないのを当然としママにお茶を入れさせてそれを飲んでる家族でした。。。。その違いに愕然としたのです。
以前『出産費用を無料にします』と発表した少子化担当大臣は、当日こっぴどく重鎮(男)たちにどやされたようで、夕方には撤回記者会見を開いてその後一切何も活動を許されておりませんでした。。。昨今、出産費用を保険適応にしたらどうかという管元総理大臣の発言が若い世代から絶賛されていますが、私はあの時の女性少子化担当大臣の憔悴した顔で記者会見しているのを見て絶望した瞬間が忘れられません。。。。あの時、15年以上前に出産費用無料化して欲しかった。。。。。
しかし、費用の軽減の必要性は表立って語れるけれど、『子どもを育てるという事は一大事業』とは語られない。。。今もママに絶大な負担を背負わせてる。ないしはパパにも背負えと脅してるようにしか見えない。こんなに脅されたら怖くて子どもを産めない。。。。。怖すぎる。
中村歯科クリニックは子どもに特化した小児歯科ではありませんが、小さなお子様も診ています。ママが連れてくることが99%ですが、ママたちがビクビクしながらやってきます。不安でいっぱいなのが伝わってきます。
ママができる事がベターであって、ベストを目指さなくて大丈夫。不安になったら助けるからいつでも来て良いことを伝えます。そして日常に落とし込める範囲の『歯育』を伝えます。
こどもは『育つ』という力と時間を持っています。ママに伝えるのは、『今できる事』と『できたら笑う事』。一つ一つの成長を楽しむこと。そして次にできることを期待して楽しむこと。ふんわりした目標。
『にらめっこあっぷっぷ』を親子で楽しむ時期
『水鉄砲』『フーセン』『水笛』『吹き戻し』を遊ぶ時期
『口を左右に引っ張って言葉遊び』をする時期
『ボタン引っ張りっこ』で競争する時期
『フーセンガム』でトレーニングする時期
これが『歯育』だって。。。。。ピンときますか?
中村歯科から帰る親子は皆みんな笑顔で帰ります。。。。。不安にさせません。。。。困ったら私が居るから。
安心して毎日笑ってこどもを育ててください。
政治家さんはどうか若い人達を安心させてあげて欲しい。。。。そんなに脅したら子どもを育てるのが苦しくなっちゃうでしょ。ママを孤立させないで欲しいなぁ。。。
虫歯ができたからってママに減点なんてつかないからね。ママが大変なんだなぁ。。。って、思うよ。だって、育てたことあるから知ってる。
こんなに子どもを育てない人達に遠慮しながら子どもを育てる国の子どもが減るのは必然だよ。。。。。私もね。婚家の家族総動員でつるし上げられることはあった『子どもを産むのは女だったら当たり前、育児も家事もご近所付き合いも、学校関係も、ママ友付き合いも女ならみんなやってることだ。子どもの成績が悪いのもお前のせいだ。誰のおかげで働けると思ってるんだ。それが辛いって言うなら出ていけ』って言われたけど。手を差し伸べてもらったことは無い。『女が働けること』さえ男に感謝しろって言われる。そんな国だよね、日本って。ある意味すでに『異次元の子育て』かも。