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2023.03.20

口の中がベロでいっぱいの人(その2)

ベロが大きい人の共通点はあります。嚥下の異常を伴う可能性が高いです。子どもの場合は、『口腔機能発達障害』という病気として指導対象です。。。。器具を使った治療は保険外です。(口輪筋の検査と異常の指摘と家庭でのトレーニング指導は健康保険で致します。指導だけなので、ご家庭で実施することになります。器具を使った治療は保険外にて治療しています。)

低位舌

②歯が無い人。

③下顎前突

①低位舌とは、舌が圧力をかけずに下の歯の真ん中に脱力状態でのびのびしてる人の舌の状態です。低位舌は普通じゃありません

②歯の無い人とは、奥歯や前歯に数本の欠損があると、飲みこむときに口の中を陰圧にするためにベロを大きく広げて歯の無いところをふさいで飲み込みます。それで必要に迫られてベロが大きくなっていきます。

ベロが大きくて困るのは、歯の治療に困る・・・歯磨きも良くできない・・・歯が壊れる・・入れ歯も良い物ができない、歯並びが不正になる。。。。ので本人は困るし、歯医者も治療に困ります。

③低位舌なので、下顎前突になる人が多いのですが、遺伝的に下顎前突の人も低位舌になります。

そして、『舌突嚥下』を伴います。舌突嚥下については一般に知られてないのでご理解いただけないピンとこないとは思いますが、舌を普通の位置より2cmくらい前に突き出す形で嚥下します。嚥下のたびに筋肉が引き出される形の運動によって、つながる筋膜が引き上げられ、内臓や血管がが硬くなり神経が引き上げられ、筋肉の動きもスムースでなく背骨すらゆがむのではないかと思われますが、これは私の臨床私信ですので、今後研究が進めば訂正や更新するようにも思います。私は研究者ではなくて臨床家の部類です。

日常臨床でも舌のトレーニングは頻繁にご指導させていただいてますが、実践していただいてる方は、今まで2~3人です。1%にもなりません。。。。この治療が日の目を見る事はないと、ほぼ諦めています。。。。自覚症状が出たときは、内臓の不調や神経炎症が起きて内科で治療したり、骨の異常で整形外科に行ったり、布団変えたり枕変えたり、腸活したり、糖質制限高たんぱく食等に自助努力する方が殆どです。

ご希望の場合は保険外ですが、指導トレーニングを実施しています。。。。お勧めすると、笑って断られますので、広まることは無いでしょう。。。。。

 

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