高齢化が一段と進んだ日本には、元気な80代の方が多く居らっしゃいます。
運転免許証の認知度検査は満点のようで、その場その場の判断は十分に認知されていても、時間が経過すると記憶が初期化されてしまうため、説明し同意を得たはずの治療が全く進みません。
あんなに元気でしっかりされた方が。。。と思うのですが、現実は甘くありません。説明し同意を得て治療を始めて、翌週に治療の続きをすると『そんなことは聞いてない説明をしてくれないと困る』と言って、最初から説明のやり直しになる。。。という困った場面に遭遇します。毎回、『そんなことは聞いてない』がキーワードとなるほど困った挙句に、息子さんか娘さんかケアマネージャーさんとご来院いただきたいのですがと申し出てみるが。。。『説明してくれれば分かるんだ。だいたい歯ってのは左だか右だか良く分からんのだ・・・・・・・・・・』と延々とお怒り。それでも、これから治療が難しい段階に入るので、どなたかお連れにならないと、治療はこれ以上できません。。。。と説明しました。
また別の方の場合、予約を取ることができません。
予約日時を覚えることも、ほかの予定を覚えることもできなくて、来たいときに来るタイプ。この場合も治療が全く進みません。次に来るのは半年後なのか1年後なのか2年後なのか計画もできません。日常生活には困ってないらしく、お一人でふらっと歩いていらっしゃいます。入れ歯を作り始めても完成は程遠く、次にお会いした時には歯が3~4本なくなっています。
突然治療を中断させられることもあります。
説明しても、毎回治療を決めることができずに、ただただ毎回30分説明させられることもあります。
どなたか付添いを。。。『治療方針の決定』と『スケジュール管理』ができなくなっております。
助けてあげてください。。と。。。。助けてください。。と歯医者が悲鳴を上げています。。。。お若い家族の方かケアマネージャーさんに付添いをお願いしたいです。。。。入れ歯も作る事ができなくなっています。