先日、引っ越してきた20代の女性。
う。。。。ん。。。べったり汚れがこびり付いた歯が並んでる。奥歯が割れてる。。。虫歯だなぁ。。。こっちも穴が開いてる。。あ。。ここにも。。。。初診に唾液検査を案内しているのですが7割の人が拒否します。。。。貴重なデータを得られるのになぁ。。。今回も検査しないと拒否。。。また出た昭和か?34年前の亡霊。。。
昔から虫歯が多くて、前の先生が『今まで見たことが無いくらいの虫歯の多さだ』と言ったそうで、全部治療跡があるので相当頑張って治したんだなぁ。。。と伝わってくる。レントゲンは撮らせてくれたので、根尖性歯周病が2本あるのは一目両全で、以前の先生にも指摘されて引っ越し先で治療するように言われてるらしい。
一度は治したのに、いまだに壊れていく口になかは何故壊れるのか知りたくないですか?・・・・と問いかける。。。心が動かない様子。
歯は磨いてるし、マウスウォッシュも使ってるしフッ素だって使ってる。。。。不満の様子。。。。それは平成だね。
それでも虫歯になっていく、いまだ止められないのに、原因を突き止めたくないですか?・・・と畳みかける・・・「やることはやってる。」。。不満の様子。。。頑張ってるのにね
唾液検査をすると、あなたが何をしたら虫歯にならないかを考えるためのデータが取れます。。。。。「あれがダメだこれを食べるなとか言うんだろう。」。。。ますます不満の様子。。誤解だ。。。。
食品の禁止は無いですね。歯の磨き方や使う薬の種類や使い方とタイミング、食べてほしい食材、変えてほしい歯ブラシと磨き方などが分かります。。。。。やみくもに磨けとかフッ素塗れとかの一般論は昭和時代の予防歯科ですね。。。。。と、少しあおりを入れてようやく唾液検査の実施に至る。。。。
費用が心配そうだが、3300円です。
唾液採取3分で5ml・・・・実は少なすぎて検査用に時間延長して検体を5mlまで採っていた。
培養後の結果では、唾液緩衝テストは優秀な結果だった。唾液は優秀だ。・・・・これだけ見たら、虫歯にはならないはず。しかし、唾液内浮遊菌は振り切るほどの最悪結果。。。。。。唾液が少なすぎて口の中のばい菌の数が最高に多い。。。。
ここからが大切なこと。。。。この人に最適な対策は何かというと。。。もうお判りでしょう『唾液を増やす』
唾液を増やすなんてできるのか??????。。。。と疑いの眼。。。。できます!
治療の第一テーマは『唾液を増やすこと、目標は3分で5mlを超える量を出す』
虫歯はどんどん治しておくから、磨くのも手伝うから、とにかく唾液を出そう。
虫歯を治すのは当たり前、磨き方の指導も当たり前、そこはお任せください。あなたの一番のお困りポイントは優秀な唾液を持っているのに出してない事です。
『はぁ????』。。。まったくの予想外の答えらしい。
だから、一般論は昭和の予防歯科だって。。。。あなたのデータが必要なのね令和の時代の予防歯科。
これからあなたは変わります。自分を知って対策すれば大丈夫なのです。
これを読んだあなた。3分で5ml以上出していますか?唾液。
出ていたらまずはOK。それでも虫歯や歯周病に悩んでいるなら、唾液の能力を補う必要があるのかもしれませんね。。。。なんでしょう・・データを見ないとわかりませんね。
唾液検査をお勧めします。