中村は2年前に決心して14Kg減量をしました。
大病はしていなくとも、中性脂肪と血圧上昇と更年期がじわじわと攻めてくるために夏バテ不調が毎年辛かったので、10年以上前から『痩せるように』5~6人のお医者さんから言い渡されておりました。『痩せれば治る』と簡単にお医者さんはおっしゃるのですが、どうにもこうにも痩せることができませんでした。
決心して痩せた・・・というのは、自力を諦めて、プロに頼るすなわちパーソナルトレーナーさんに管理を依頼したのです。食事と料理と栄養学にはこだわりがあったことと、ストレスが多い仕事柄ストレスホルモンを出さない工夫など最初から考えていませんでした。これを見事に打ち砕かれました。そして見事に痩せさせられました。
『仕事のパフォーマンスを落とさないで減量する』という条件で3か月予定で始めたものの『血液検査の結果』が十分でなく、その後さらに3か月延長してやっと標準範囲に収まりました。この半年にたくさんの学びがありました。栄養素の知識に偏り足し算の食事をしておりました。カロリーというエネルギーと代謝の管理がそこには全く連動していませんでした。夕食信仰にどっぷりつかり、夕食は毎日高カロリーでした。
この6か月の減量で知った事実とは
1)ストレスホルモン(コルチゾール)が出たら太る。出さないためには睡眠のリズムが重要。・・・・とにかく寝るのが1番のストレス対策です。
2)1Kgの脂肪を減らすためには摂取カロリーを7200Kcal減らさなければならない(脂質1gのエネルギー量は9Kcalです。1Kgなら9000Kcalと思われるかもしれませんが脂肪細胞1Kgの20%は水分とタンパク質なども含み、脂質は80%として計算するのです)・・・・KgとKcalと人間の細胞の微妙な違いがモヤモヤしますが・・・・
3)体のホメオスタシス機能をだまして減量するために、1か月に2~3Kgの減量で継続。急激に摂取カロリーを減らすと体が代謝を落とす対応をしてきて痩せなくなってしまうので、脳をだましだまし痩せていく。・・・代謝をむしろ上げていく為に無酸素運動の筋トレが有効。
4)1か月に3Kgということは、21600Kcal減らす必要があります。。。。それは大元のどこから減らすかというと、ざっくり数字で言うと(基礎代謝プラス活動代謝の量)から21600を30日で割って、1日で720Kcal減らします。(基礎代謝+活動代謝)ー720Kcalが1日の摂取量です。・・・もともとの代謝が低い人は1か月目標を2Kg以下にしないと無理します。
5)バランス摂取法が現代の基本・・・・体の原料であるタンパク質を希望体重の2倍g~2.5倍g・糖質がざっくり残りの6割強g・脂質4割弱g
6)食事分散は朝食に多め・昼も多め・夕食に脂質は10~15gくらいの少な目で糖質も少なめ、カロリーは3食の中で一番軽め。
7)フライ・天ぷらなどの揚げ物は当分禁止。…食べる場合は朝か昼ですが脂質量が爆発します。
8)タンパク質は1度に20g~25gくらいしか取り入れられず、多すぎれば脂肪になってしまうので、5~6回に分けて摂取・・・おやつの時間はタンパク質を摂る時間。
医療費削減も大切ですが、健康第一です。好きなものを好きなだけ食べて良いわけじゃなくて、体に程よい物の中から好きなものを厳選して程よく食べましょう。
中村は今も食事管理アプリを使っております。
この生き方が正解だとは思っておりませんが・・・・今後も随時バージョンアップが必要です。
夕食が一番の御馳走で、一番高カロリーの食事を摂る・・・という常識を転換してみる事をお勧めしたいです。
男子厨房に入らずとか、家事育児介護は女の役目とか、女なら子ども生んで育てて当たり前とか・・・日本の常識はさび付いて日本社会が老化してしまって転換を余儀なくしてきたのと同じく『夕食信仰』は病の元です、夕食は少な目・脂控えめに夜は早く寝る・・・・に転換しませんか???