赤ちゃんが指しゃぶりをしているのはとても愛らしくて、胸がキュンとするほど可愛いですね。
ところが3歳になるころには、親の悩みの一つになってしまいます。いろんなものを触ったその指を洗わずに口に入れる不安。歯並びが悪くなる不安。幼稚園に行っても指しゃぶってるかしら?これはまずいんじゃないか?でも、どうやって止めさせられるんだろう。
まず、指しゃぶりをするときは子どもが少し不安だったり寂しかったり眠かったりする可能性があることに気が付いてください。上顎のスポットと言われる位置を指で押すことでほっとして落ち着くのです。
代わりに背中を撫でてあげたり抱っこしたり膝に座らせたり、手をつないだりしてみて落ち着かせてください。
それでもチュッパしていたとして叱ってはいけません。4歳までは根気よくかまってあげてください。4歳になるころに、ちょっとお姉ちゃん・お兄ちゃんっぽく自己主張してくるタイミングがあります。今までのように素直に親の言うことを聞かなくなるタイミングを利用してください。
『お指ちゅっぱは赤ちゃん』だから、お兄ちゃんお姉ちゃんはおかしいね。。。。と、持ち上げてみる。
その指舐めたらばい菌がおなかに入って暴れるかもしれないから、お腹痛くなるからとっても心配なのよ。やめてね。。。。とお願いする。
そしてスポットを舌の先で刺激するように指導しましょう。今まで指をしゃぶっていたので、舌が低位舌になる可能性があります。そのままでは歯列不正になる可能性があります。この時に舌先の位置をスポットに誘導してあげることで低位舌になるのを防ぎましょう。
今まで指を入れていたので唇の口輪筋も弛緩しています。『お口ぽかん』になる可能性がありますから、口輪筋トレーニングも取り入れましょう。
タイミングは4歳にあります。3歳ころからタイミングを見て、歯医者と一緒に取り組み、正しい嚥下を獲得しましょう。