『口腔機能発達障害』とはお子様の口の中の使い方の異常です。
口腔機能とは、ソシャクして嚥下。。。つまり、食べ物を口の中に取り込んでかみ砕きドロドロ状にして飲み込む一連の動作と構音・発音です。
正常な場合とは、食物を唇内に取り込んで、舌で歯の上に食物を乗せて、歯で噛み砕き、再び舌で歯の上に運び、食隗がドロドロ状になったら舌の中央に乗せて飲み込む動作を流れるように連動させています。舌の働きがとても大切なのですが、この動きが口の中で起きて目に見えないのと、まったく無意識に行われているので、異常と正常を意識することもふつうありません。
赤ちゃんは哺乳期はこれを本能的にマスターしているのです。乳首を舌でとらえてしごくように飲み込む動きは正常そのものです。それが何らかのきっかけで舌を突き出し舌奥のほうで飲み込み、舌が下の前歯位置に下がる低位舌が起きると発達に異常が現れます。
『いつも口が開いてる』と、口の中でそのようなことが起きている。。。。なんて気が付かないのが普通です。けれど、それが広く知られるようになり、保険治療でこれを治すように指導ができるようになりました。その時の病名が『口腔機能発達障害』です。
歯医者の仕事は、子育てにシフトしました。。。。。『子育て歯科』が大切なのです。