『低位舌』ですね。。。と言われて、それがどうした?と思って検索している方に。
それは、『異常嚥下』なのです。
異常嚥下とは?何かというと。。。。舌突嚥下です。
『舌突嚥下』って何よ???。。。。飲み込み方が正常では無いのです。
正常嚥下って何よ?。。。。舌の先端が上顎のスポット位置にあり、食物を上あご天井(口蓋コウガイ)と舌で閉じ込めて、舌の中間部分を持ち上げてノドに送り込む一連の筋肉運動の事。
『低位舌』の場合は、舌先がスポットについてなくて、下の前歯の裏側についてますから、舌の奥部分を持ち上げて飲み込んでます。
その為に、舌が前にけん引されて嚥下が起こります。--->下あごの歯列が拡大されます。--->歯並びかみ合わせが下顎前突になります。-->下顎前突になると奥歯だけに力がかかりすぎて、早めに歯周病になって奥歯がなくなります。--->奥歯が入れ歯になるかインプラントになります。。
ここまででかみ合わせが壊れることが止まれば何とかなると思います。。。が。。。。下の前歯が歯周病で無くなると、舌がより一層前に突き出す嚥下の癖がつきます。
そして入れ歯を入れると、舌のある空間が狭くなり、飲み込みが困難になります。
もぐもぐ噛んでもいざ飲み込もうとすると、口から前に押し出されます。奥に押し出してノドに運んでごっくんと飲み込みたい気持ちと裏腹に口から出ていきます。
下の入れ歯を入れて食べられない人の理由がこれです。
それで、子どものうちに低位舌を発見し、『口腔機能発達不全症』として正しい嚥下の獲得するための指導をしています。
毎月1回ペースで通い、嚥下指導の『舌トレ』が必要です。
子どもがどのような嚥下をしているかは見ることができません。。。。口を閉じて飲み込んでいるから見えません。
低位舌のお子さんは、舌突嚥下です。。。。下顎前突になりやすいです。。。下の奥歯を歯ぎしり由来の歯周病で失うリスクが高いです。
奥歯に力がかかりすぎるので、インプラントも太いものを選ぶ必要があります。入れ歯は口の中の空間を狭くしますので、嚥下できなくなります。
発育中に低位舌を見つけて正しい嚥下を獲得するトレーニングしましょう。