日本人の大人の80%が歯周病の現状では、TV-CMでこれでもかって言うくらい怖い怖いとおどすのもごもっともなのですが。
とっても先が細くて長くて、歯肉に突き刺さるような極細歯ブラシで歯肉を磨いているための怪我。
歯間ブラシを使ってみると、歯と歯の間が綺麗になるといって、やりすぎた怪我。
生真面目な方が陥りやすいお口のトラブルです。
TV-CMで脅されると、その製品を使えば心配ないだろうと錯覚しますよね。
でも、あなたにその方法が合っているのかな?その器具の使い方って合ってるのかな?
歯間ブラシのこすりすぎは砂時計の形に歯根が削れてしまいます。
どんどん食塊が詰まるようになってしまい、歯間ブラシをやめられなくなります。
そして、しみるようになってしまうと治療の難易度が一気に上がります。
歯間ブラシでキズつけた場合は、見分けるのが難しいです。
根っこにできた虫歯の治療法は、歯冠(エナメル質で覆われた部分)の虫歯と違って治すことが難しいです。
とてもきれいに磨かれているピカピカのお口の中が、冷たいものがしみて痛くてつらい状態になっている人が数年前から増えました。
自己流に磨くより、できれば歯医者にいってやり方を聞いてほしいのです。
できれば、歯ブラシも歯間ブラシも糸ようじも、自分に合ったものを歯医者さんで見立ててもらって、衛生士さんに使い方を習ってみてください。
たかが歯ブラシと思わずに。